(1日目の続き)
双六岳~三俣蓮華岳と天国のような御花畑を満喫できて充実した1日目。この勢いで2日目もかる~く笠ヶ岳まで回ってしまおうと目論んでいたのですが、、、
これが本当に大変だった。。。思わぬアクシデントでかなりヒヤヒヤものの山旅になってしまいました。
笠ヶ岳に関しては、うわさ通りかなりの難敵だった。特に下りで利用した笠新道は、あれを重装備で登るのはつらいだろうなぁ~と。。ただ、双六岳~笠ヶ岳の稜線は今思えば楽しい道だったし、笠ヶ岳の本丸は独立峰のような堂々のシルエットで本当にカッコ良かった!
充実感と疲労感、不甲斐なさに反省点と、、、いろいろ思うところのあった今回の縦走。その中でも素晴らしい景色を見せてくれた山にはただただ感謝。この登山はしばらく色あせることのない記憶になると思う。それくらい印象的な旅でした。
双六岳から笠ヶ岳へ、満身創痍で山頂へ―――
【日程】
2013年7月21日 晴れのち曇り
【コースタイム】
双六小屋(5:00)→弓折岳(6:00)→秩父平(7:35)→笠新道分岐(8:55)→笠ヶ岳山荘(10:00)→笠ヶ岳(10:15)→笠ヶ岳山荘(10:30)→抜戸岳(11:40)→杓子平(12:25)→笠新道入口(14:40)→新穂高温泉(15:40)
最初に何がアクシデントだったのかを言ってしまうと、、、
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古傷の膝蓋靭帯炎の再発……見事に膝を破壊してしまいました、、orz
痛みが襲ってきた場所がちょいと悪すぎて、かなり焦った。。。途中、もうこの日は東京に帰れないと思って、現地もう1泊を考えたり、、、いやいや、そもそも無事に降りられるのかと冷や汗かいたり、、、
1日目のニヤニヤ止まらない登山とはうってかわかって、ガチの全力投球で挑んできた2日目。過去最高に過酷な登山になりましたとさ。
もうこんな思いはしたくない、、でもまた歩いてもみたい!そんな波乱万丈の2日目の旅路になります。ではどうぞ~
~~2日目 双六小屋―笠ヶ岳―新穂高温泉 ~~
(前日の平和だったころ・・・↓)
今思えば、1日目にはしゃぎすぎたのか。。。天気が良いのと時間を持て余していたのをいいことに三俣蓮華まで散歩しましたが、距離的には結構あって身体に負担かかってたのかも。しかも久しぶりの登山だったし、足りない頭が先行して身体がついてこなかったっぽいっす。。
そんなわけで翌日、3時に起きるはずが目が覚めたら4時半過ぎとまさかの寝坊!?!?
これがそもそもの始まりだった。。。自業自得と言うしかない。2日目は笠新道の状況がよくわからなかったし、稜線歩きも長いから早めの出発を予定してたけど、それが一気に狂った瞬間。
急いで朝食を食って出発の準備。帰りのバスの都合上、この時点で時間ギリギリ。最悪、笠ヶ岳は捨ててしまおうかとも思い始めて、、、ボーっと朝焼けを見てテント撤収します。
1時間以上の遅れで午前5時に行動開始。とりあえず行けるところまで行こうと、はるか遠くに見える笠ヶ岳を目指してきた道を戻ります。
実は、このスタート時点で膝に軽い違和感があったので、テーピングだけ軽く巻いてます。この時はまだあれほど悪化するとは思ってなかった。。
誰もいない静かな稜線。大抵の人は槍ヶ岳方面へ進んでいて、こっちの道は閑散としてました。
5時15分頃、朝日が顔を出しました。雲が多めだけど、この日も天気はまぁ良さそう。槍ヶ岳のシルエットが今日も綺麗です。
20分ほど歩いただけなのに、もう遠くに感じられる双六小屋。テント場は本当に(寝坊するくらいw)快適で、機会があればまた泊まりにきたいと思います。背後の鷲羽岳の姿もしっかり目に焼き付けておく!
前日に通った御花畑。何度見ても素晴らしい場所、花も満開で時期的にもちょうどベストでした。それと、今年はコバイケイソウの大当たり年だったみたいです。
朝日に照らされる双六岳。しばらくこの山域にはこれないと思うので、何度も振り返る。高山植物の宝庫、双六岳。素晴らしい山でした。
で、こちらが本日歩き通す稜線。笠ヶ岳は位置的に抜戸岳の後ろに隠れてしまうので、ここからは見えません。見た感じ、そこまで高低差もなさそうだし、優雅にスキップでもしながら歩けると思ったんだけどね~、、、
弓折乗越。前日は左から登ってきたわけだけど、今日はこのまま直進。鏡平から登ってきたハイカーが一人おりました。
考えてみたら、エスケープするならここしかなかったわけだけど、、、この時は全くそんなこと考えずに進んでしまってたな。膝の違和感もいつの間にかなくなってた気がする。時間の心配もこの時は忘れてたのか、、、。今考えてもここで悩まなかったのが不思議でしょうがない。。
そんなわけで、いざ笠ヶ岳へ!!w ここからがいよいよ本番。
朝6時の稜線歩き。誰もいなく、風も全くないので本当に静かな世界。この雰囲気を味わうだけでも山に登った甲斐があるってもんよ!週末とは思えないくらい、本当に誰もいなかった。
弓折乗越から少し進んだところにある弓折岳山頂。朝日に照らされた雪面と槍ヶ岳のシルエットが印象的でした。
平坦な道もいったんここまで。ここから先、適度なアップダウンが続きます。
まずはこの大ノマ岳。標高差200mほどの登り返しになります。
まずはいったん急な坂道を下る。階段も設けられていて、一気に標高下げます。
で、下りきったところが大ノマ乗越。ここから少々キツイ登り返し。
途中、雪の上をトラバース。ここは滑るとかなり危険なので、慎重にいったほうがいいです。溶けかけで雪も崩れやすいんでね。
この日はどうも調子がよろしくなかったようで、この坂だけで息が乱れて全然足が前に出なかった。。。前日の疲れか単なる体力不足か、、、。水分の摂取量がハンパなかった。
登りきったところが大ノマ岳。特に標識とかはなかった気がします。(単に見逃しただけかもしれんが、、)
で、次なる登りがこちら。目の前の迫力ある岩が秩父岩。右方向に下って、稜線沿いに登って行く形になります。
大迫力の秩父岩を眺めながら、また下る。これがすごい迫力!やりおる、秩父岩。
下っている最中は、どういうルートで攻めるのか全然わからなかったけど、小さく先行者発見!!目の前にある2つの雪渓を越えていくっぽいです。2つ目の稜線手前の雪渓がキツそう。。
下り切ったところが秩父平。湿原のようになっていて、ここの水がさらに流れ落ちて、来た時に通った秩父沢へ流れ出ているようです。
で!!!まさにこの時、思いもよらぬアクシデント発生!!
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何の予兆もなく、ピキッと左膝に激痛。。。死ぬほどの痛みで、軽くパニックになった覚えが、、、
しばらく動くこともできず、その場にうずくまる。。。
見上げる秩父岩と雪渓。うぎぃ、、、何ともタイミングが悪すぎるし…
戻るにしろ、また登り返さなきゃいけないし、、、どうしたものか座ってゆっくり考える。とりあえず心を落ち着かせようと、ここらで朝食w (こうでもしなきゃ、泣いてたわ)
10分くらい休んだかな。痛みがだいぶ引いてきたのと、運よく膝サポーターがザックに入れっぱなしになってたので、膝をグルグルに固定して歩行再開。戻るより先へ進んだ方が時間的に短いので、このまま進みます。
運が良いのか悪いのか、、、雪渓登りから再開。足元が崩れそうだったので、なるべく岩場へ逃げて登って行きます。
雪渓に入ると、雪にマーカーが書かれているので、それを頼りに進めばOK。緩い雪がクッションになって、ある意味これは助かった。。ペースは格段に落ちてるけど、ゆっくり進む。この時点では笠ヶ岳は諦めてた。。
そんな状況で見えてきた雪の壁。ここがこのルートの核心部だったかも。
あれ、、どうやって登るんだ???
って思ったけど、、
近くに来たら1本のロープが垂らしてありました。これを頼りに登れってことか。。
実際、登る場合はストックで登った方が楽です。このロープが必要なのはむしろ下り。途中、何人かとすれ違いましたが、下りはかなり滑りやすそうで見てて怖かった。アイゼンがあれば履いたほうがいいかと思います。
何ともゆっくりした足取りで、どうにか攻略。膝が痛くなければなんてことはないんだろうけど、今日の自分にはかなり堪えたぜ、、、へへ。。
こんな感じで1本のロープが渡されてます。写真に写ってるのは、自分がゆっくり登るのを待っててくれた方。(どうもすいませんでした。。。)2人組の男性パーティーで、「落ちたら骨折やなぁ~」みたいなこと言ってたのが微笑ましかった。
雪壁を越えて稜線を登る。この登りさえ攻略できれば、いよいよ笠ヶ岳本丸が見えるのであとちょっと!
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そうして、稜線に出るとついに、、、
笠ヶ岳ご登場~!稜線の果てにうわさ通りのおにぎり型でどっしり構えてました。
まだ結構距離があるなぁ~と萎える反面、割と平坦な稜線で助かったとも思う。笠ヶ岳はやめるつもりだったけど、この姿を見て心がぶれる。。
とりあえず笠新道分岐までに決めることに。しばらくは平坦な道なので、ここらで脚もかなり楽になったかな。
稜線のほぼ正面から。このアングルが一番カッコいいです!他の山と違って周りに高い山がないぶん、独立峰に近い形してる。
9時、笠新道分岐に到着。標識に薄っすら書いてあるけど、ここから新穂高温泉まで約4時間・・・、、、えっ、4時間!?
自分の地図だと5時間15分って書いてあるけど、どっちが正しいんだっ!?!?
新穂高からの最終バスが15時50分なので、ここで下山すればまぁ余裕で間に合いそう。ただ、山頂まで行くとなるとプラスで往復2時間10分かかるので、、、それだと何とも微妙…。。。う~ん、、、、
休憩しながら脚と相談してみたけど、、、そんなこと悩んでられない衝撃の事実発覚!!なんと水が残り200ml切ってたっ!!
稜線上に水場なかったし、思った以上にバテて水の消費量半端なかった。。気づいたら2L近く飲んでたっぽくて、帰りの笠新道も水場なんてないし、、、
ってことで、選択肢がそもそも笠ヶ岳山荘まで行って水を汲むくしかなかったので、山頂へ向かうことに。標準CTで乗り切れば、まだ間に合うだろうと思ってたけど、、、
どう考えても山頂まで1時間じゃつかない距離ww これは地図が明らかに間違ってるでしょ~。。。
稜線上から眼下に新穂高温泉。あそこまで、果たして4時間で降りられるのか。。
稜線途中にある抜戸岩。山頂アタック者を迎える、岩の門みたいでした。ここが距離的には笠新道分岐から山頂までの中間地点かな。
ここまではほぼ平坦な道だけど、抜戸岩を越えたあたりから、登りがきつくなってくる。。登りの方が膝の痛みは和らぐけど、それでも標準CTよりも遅いペース。。この当たりから、帰りのバスは諦めモードだったかな。。。
1つ目の傾斜を登りきったところで、なんともうれしい黄色い声援。小屋も見えてきたし、あとちょっと。。。
ちなみに、笠ヶ岳山荘のテント場はこの位置になります。なので、テント泊する人は小屋まで雪渓を越えて登って行かないといけないってこと。実際泊まるとなると、いちいちこの坂を上り下りするのはめんどい気がする。。
10時ちょうど、笠ヶ岳山荘にどうにか到着。。普通に歩ければ楽な道なのに、いやにツラかった・・・。
山小屋にとっては一番暇な時間で、スタッフさん達がテラスのベンチでお茶してました。
小屋におかれた1つの望遠鏡。その先には、今日も槍ヶ岳。前日に比べれば雲が多いけど、笠ヶ岳上空はまだ青空。午後から崩れるって予報だったんで、なるべく早く帰りたい。。
もうここまで来たし、山頂に寄るしかないでしょ!
そんなわけで、休憩もそこそこに山頂アタック。最後はご覧のようなガレ場。何とも膝に優しくないぜ、、、
山小屋から15分、坂を登りきったとこ。祠がありました。三角点は標識にある通り、ちょいと左の方向…
ほぃ、山頂!無事に到着。見たより狭い山頂で、1人だけ先客がおりました。
標高2898m、、、今までの北アルプスの中では一番強敵だった・・・。双六経由で楽なルート選んだわけだし、こんなはずじゃなかったんだけどね~。。。
しばし山頂で休憩。。(もう動けん…;;)
今日、ずっと歩いてきた稜線を振り返る。見れば見るほど緩やかな稜線、それなのにやたら長く感じた…。楽しさ半分、辛さ半分。。
向かい側にそびえる穂高連峰。山小屋から見えてた槍ヶ岳はすでに雲のつつまれてしまってました。
南側。こちらも雲が多くなってきたけど、正面奥に乗鞍岳、左手前に焼岳。こうしてみると、焼岳が意外にちっこい。
何とかお天気のうちにピークハントして、笠ヶ岳山荘へ戻る。ちなみにはるか遠くには、スタート地点の双六小屋も見えました。
山荘に戻ってささやかな祝杯~。満身創痍でどうにか目標は達成できたけど、、、時間的にどうもタイムアウトっぽい\(^0^)/
東京に帰れないかぁ~、、、なんて思って水を汲んでたら山小屋の人が「膝、大丈夫・・・??」と。。泣きそうになった;;
そりゃ~、汗ダラダラ、サポーターグルグル巻きの人間見たら心配になるかww
「大丈夫です!」ともう吹っ切れて、頑張れるところまで頑張ろうと下山開始。笠ヶ岳、サヨナラ~!
笠新道分岐まで戻るわけだけど、、、帰りも地味なアップダウン。コースタイム1時間になってるけど、これは合っているのだろうか、、。。。
笠新道分岐まで戻ってきたのが11時半過ぎ。ここから看板の”約4時間”を信じれば、最終バスに間に合いそうだけど、すでに標準タイム通りに歩けてないし、、、たぶん無理と判断。でも心の片隅では、もしかしたら……もしかしたらいけっかも・・!?
抜戸岳山頂から笠新道を見下ろす。稜線伝いに下りるまでは森林限界が続くので展望も良く、そこまで道も急じゃない。
ちょいとペースを上げて降りようかと思った矢先、、、
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「・・・ウポッ、、ウポッ!」
雷鳥さん再び。この子、なぜか登山道のど真ん中に穴を掘ろうとしてて、全然どいてくれなかった。巣を作ろうとしてたんかな・・?
5分くらい待って、ようやく茂みに隠れてくれたので、下山再開。このタイムロスが地味に痛いw
ある程度下りてきて振り返ってみると、山頂はガスってた。
ここは杓子平という場所で、ここも高山植物の宝庫。晴れてると花が綺麗に見える場所らしいので、少し残念だったかな、、。ちなみに笠新道を登ってくると尾根に出た途端にこの光景が待っているので、感動するはず!
杓子平を越えてからがいよいよつらいとこ。ここから先、展望もなくなってつまらない道がひたすら続きます。しかもうわさ通り、休むポイントもほとんどない急坂続き。。
岩場だとかハシゴだとか、こんな感じの道をひたすら下る。展望もなくなって、蒸し暑くなってもう最悪だった。。。しかも脚がここに来てかなりの激痛。膝はやっぱり下りが堪えるぜ。。。
もう泣きそうになりながら、休憩しては進んでの繰り返し。ストックで身体支えてたから何とかなったけど、今考えたら結構危ない状況だったかも。無理しすぎたな。。。
正直、この笠新道の下山は良く覚えてない。写真も全然撮ってないし、とにかく必死過ぎた。
頭クラクラの中、なぜかこの木が縄文杉に見えたのだけは鮮明に覚えてる。
どれくらい下ったのか、あとどれくらいなのか、、、チェックポイント的なのが間にないので全然わからず、もう諦めようかと思った時、偶然にも「笠新道登山口まで残り約1時間」みたいな看板があった。これを目にしたのが確か14時前ごろ。
目の前に少しだけ光が差し、このまま頑張れば行けそうな感じがしたので、ただひたすら歩いたさ……
そして歩き続けて3時間、ようやく笠新道入口に到着。ここまでが本当に長かった。。。これまでの登山の中で最も過酷な下山だったね。この入口に着いた瞬間はガチで泣きそうになった。。。
相変わらず水分消費がハンパなかったので、この入口の水場は助かった。すんごいうまった!下山中、ほとんど誰とも会わなかったけど、ここで年配のグループの方と出会い、なぜか聞かれてもいないのに、「めっちゃきつかったです!(泣)」って勢いよく言ったのを覚えてる。今考えたら恥ずかしいわ、、
バスが出るまであと70分。標準通りに歩ければ55分で到着するので、何とか間に合いそう。。。笠新道分岐の”約4時間”というのは本当だった!
あぁ、、、ようやく終わる。。本当に辛かった……。心の中では大泣きしてた(;;)
そして、15時40分。何とか無事に新穂高温泉に到着。着いて安心したのか、急激に膝が痛み出して、もう限界だった。。よくここまで降りて来れたもんだ、と自分で自分を褒めてみた。
バスが出る10分前にどうにか滑り込んで50分発のバスに乗車。心配性な性格なんで、いつもは時間にかなり余裕を持たせてるだけに、こんなにギリギリになったのは初。精神的にもよろしくないね。。
新穂高温泉から高山バスセンター行きのバスに乗って、途中の平湯温泉BSで下車。乗車時間は40分くらい。本当なら1本前のバスに乗って、ここで温泉に入る予定だったのですが、最終バスになってしまったのでそんな時間もなく、、、。着替えだけ済ませて、足湯に入りながら松本行のバスを待ちました。
17時5分発の松本駅行きの最終バスに無事に乗れて、ようやく東京に帰れると確信!よかったよかった。
※新穂高温泉15時50分発のバスに乗らないと、この松本駅行き最終バスに乗り継げなくなるのでご注意くださいまし
松本駅までは1時間半ほどバスに乗りっぱなし。5,6人ほどしか乗客がいなくて快適でした。
のんびり車窓を眺めながら、今回の旅をボーっと振り返ったなぁ。。。いろいろ反省点も多かったけど、過去最高とも言える景色に出会えて最高の充実感!疲労感も半端なかったけどねw
松本駅で腹も満たして、特急カイジで帰宅。この日、いったい何リットル水分を取ったのかわからないくらい、とにかく飲みまくった日でした。最後はカフェオレで締め。非常食で唯一残ったプリッツを食べながらね。
こうして、怒涛の2日目が終了。何とかその日のうちに自宅にたどり着けました。
1日目と2日目で天国と地獄のような思いを味わった、何とも波乱の旅。たぶん、この笠ヶ岳アタックはずっと忘れないだろうなぁ。。。これまでの登山の中でも間違いなく一番過酷な旅でした。
膝のアクシデントさえなければそこまできつくはなかったと思ってます。特に双六小屋~笠ヶ岳の稜線はアップダウンがいくつかあってそれなりに疲れますが、展望はいいので気分的には楽しいはず!
それと、地図上のコースタイムについては、稜線上は少しシビアに感じました。膝の痛みがなくても、全然巻けなかったと思う。逆に笠新道はかなり多めに見積もられてると思います。普通に下れば4時間程度で降りられるかと。。
ただ、笠新道はやっぱり登りたくないなぁ~と。。。面白くてつらい道ならいくらでも挑戦してみたいのですが、つまらない道をダラダラ歩くってのは嫌いなので、たぶん笠新道を登ることはないかな。双六小屋経由の方が距離は長いですが断然おススメです!
しばらくは膝の治癒に専念しつつ、去年ほど山に時間を費やすこともできなさそうなのですが、気が向いたらまた繰り出してレポしたいと思います。
難敵、笠ヶ岳山頂より。膝の痛みを食いしばりながら、、、
何はともあれ、御花畑に稜線と楽しい山旅でした!
以上!!