長野県の御嶽山へ日帰りで登ってきました。
2014年の噴火が記憶に新しい木曽の霊峰・御嶽山。4年の月日が経った現在も一部規制がかかる中、目指したのは登山道が開放されている外輪山の摩利支天山(標高2959m)。
ちょうど紅葉真っ只中ということもあって山の斜面の色づきが美しく、澄んだブルーの三ノ池も印象的でしたが、一方でいまだに火山灰に埋まる二ノ池や倒れた石碑など、火山の面影も垣間見た1日でした。
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2014年の御嶽山噴火から4年。
登山道の整備や山小屋の修復、シェルター設置などの安全対策が進められる中で、今年の9月26日から10月8日までの約2週間、木曽側の黒沢口ルートで山頂までの立ち入り規制が一時的に解除。
遺族の方々が慰霊登山に訪れた模様がニュースに流れたものつい先日のこと。
自分が登ったのはこの規制解除の3日前の9月23日。まだ山頂(剣ヶ峰)は規制中ということもあって、登ってきたのは御嶽山の外輪山にあたる摩利支天山になります。
ロープウェイを使って自分の目で見てきた噴火後の御嶽山の姿。
2018年9月23日 御嶽山・摩利支天山 日帰り登山
山頂までの規制解除に先立って訪れた御嶽山。
主峰の剣ヶ峰にはまだこの段階では登れませんが、火口から半径1km圏外はすでに登山道が開放されていてだいぶ前から歩けるようにはなっています。
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いくつものルートがある中で、今回歩いたのはロープウェイを利用しての黒沢口ルート。
御嶽山に登るのはこれが2回目で、最初に登ったのは噴火の1年前の2013年9月。5年ぶりの来訪。
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こちらがロープウェイ乗り場のセンターハウス駐車場。1500台停められる広さだそうで、まだ規制がかかる中でも結構な車が停まっていました。
前回は別の登山口から登ったので、ここから登るのは今回が初めてになります。
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朝7時30分始発のロープウェイ(ゴンドラ)に乗って山の上へ。
このゴンドラについては早い段階から復旧していて、毎年5月中旬から11月初旬にかけて運行してくれています。
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15分ほどの乗車時間であっという間に標高2150mの飯森高原駅へ。
ゴンドラ乗り場の屋上には展望デッキが用意されています。
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見事な秋晴れとなった1日。
乗ってきたゴンドラの奥には真っ白な雲海、その向こうにそびえているのが中央アルプスになります。
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こちらは御嶽山の山々。遠目から見ると富士山のような独立峰をしていますが、実際はこんな感じでいくつかの山で形成されているのが御嶽山。一口に御嶽山と言っても山域としてはかなり広く、今回登るのもその中のピークの1つ摩利支天山。
9月下旬の御嶽山はちょうど紅葉シーズンで、山肌が色づいているのがここからでもわかります。
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ロープウェイを後にして、ここから登山道へ。
文明の利器を利用して一気に標高2150m地点まで登ってきましたが、標高3000mを超える御嶽山ではまだ山の中腹あたり。ここから標高1000m弱は登る必要があります。
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最初は樹林帯。
噴火という惨事が起きた山であっても、登山道にはその面影はほとんどなし。全体的によく整備されて歩きやすいです。
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少し歩いたところにあるのが7合目の行場山荘。 夏と秋に営業していて、予約必須ですが現在も宿泊できる山小屋です。
名物はちから餅(きなこぜんざい)。下山時に食べている登山客がいましたが、美味しそうでした。
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この行場山荘を過ぎると、登り坂がひたすら山頂まで続きます。
序盤は写真のような階段路。整備された階段は人によっては歩きやすく、歩幅が制限されるあたりに嫌がる人もいたりする。
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道は単調で特に語ることもないですが、時期が紅葉シーズンということもあって、上を見上げると早くも葉っぱの色づきが目に留まりました。
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標高が高くなるにつれて、周りを覆う樹々の背丈も低くなり、紅葉も目線の高さに見えるようになってくる。
空がだいぶ開けてきたら8合目も近いです。
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黙々とノンストップで歩いて八合目の女人堂に到着。
この女人堂は御嶽山の中で最初に営業開始となった山小屋だそうで、女人禁制が解かれるまではこの先は女性の立ち入りが許されていなかったそう。
女性がここで待つことになったから女人堂ということか。
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ここまで来ると展望が一気に開けて、山頂の本丸を見通せるようになります。
それと同時に紅葉の色づきも一気に増す。
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山肌を覆う色鮮やかな紅葉風景。火山特有の白い岩稜帯と合わさるとさらに色が映えて見えますね。
この黒沢口ルートについては、ここ女人堂付近の色づきが最も綺麗でした。上から見下ろすとさらにそれが良くわかります。
※女人堂から先は道が二手に分かれるのですが、三ノ池避難小屋へ向かうルートは途中の崩落によって通行止めになっていたのでご注意ください。少なくとも今年中の復旧はないそうです。
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女人堂から山頂ルートへと向かう。
先ほどから墓石のような石碑が目につきますが、これは霊神碑。御嶽山は古くから山岳信仰の対象として崇められた山で、登山道には仏様の石像も多数存在。
特にこの八合目から先は石碑の数も増えていきます。
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古来より信仰を集めていた日本屈指の霊峰・御嶽山。
そこら中に建ち並べられた石碑に荘厳な雰囲気を感じつつ、噴火後の今となっては亡くなった方の慰霊碑とも見えてしまう。
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先ほどいた女人堂を上から眺める。
こんな感じで紅葉に囲まれていて、秋のこの時期はひときわ華やかな雰囲気に包まれます。
眺めも素晴らしいもので、左奥に見えるのが乗鞍岳。さらにその背後には北アルプスの山なみが見えて、肉眼では槍ヶ岳の角もしっかりと見えました。
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上に登るにつれて徐々に登山道にも変化が。
噴火の影響なのか嵐の影響なのか、倒壊した鳥居もあって自然猛威の傷跡を目の当たりにするシーンも増えてくる。
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立派な仏像と鐘。
普通の山であれば登山道の目印としてチェックポイントにもなりそうな場所ですが、これくらいの仏像は御嶽山にはたくさんあるので、登っているとだいぶ見慣れたものになってきます。
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気づくと周りの樹林も減って、火山特有の石と岩の道へ変わって行く。
ずっと登りが続いていますが、夏の猛暑登山と違って吹く風は涼しいので、登るにはちょうど良い環境。1年で紅葉シーズンが一番快適に山登りができますな。
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山肌を彩る赤色の紅葉がまた綺麗で、山頂稜線の岩稜帯と相まって良い景色。
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下を振り返るとさらに華やかな色づきを見ることができます。
御嶽山は標高も高いので紅葉の時期もかなり早く、例年だと9月下旬がピーク。今年は特に紅葉が早いので、9月23日時点ですでに山の中腹辺りまで紅葉が下りていました。
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完全に砂利と岩の登山道になり、いかにも火山と言った雰囲気に変わる。
道のわきを見ると、火山灰と思われる灰色の砂も散見されて、噴火の面影も徐々に出てきます。
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九合目の石室山荘に到着。
ここも現在は絶賛営業中で7月から10月まで宿泊可能な山小屋です。
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石室山荘の内部にお邪魔。山頂に行くにはこの通路を突っ切って正面の扉から表に出ます。
名物はおしるこ、とのこと。畳が敷かれた和室にストーブがあったりテレビがあったりと、かなり快適そうな山小屋でした。
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噴火後の安全対策の1つとして執られたのがヘルメット常備。部屋の片隅にはこんな感じでたくさんのヘルメットが用意されていました。
今回は一応持参したけど、小さい子どももヘルメットを被って登っていたりと、あの噴火で登山者の意識も少し変わったのかもしれない。今現在は御嶽山の噴火警戒レベルは1だけど、4年前もレベル1の状況で噴火してしまったわけだから、火山に登る以上は自己責任で最低限の備えは必要。
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石室山荘を過ぎてラストスパート。
ここからはさらに岩々しい道になってきます。この中のいくつかは噴火の際に吹き飛んできたものなんだろうか……。
正直なところ、もっと登山道に火山灰が残っていて景色も灰色に近いものになっているかと思ってましたが、だいぶ復旧している感じがしました。
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岩壁に建ち並んだ霊神碑と仏像
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山頂入口の鳥居をくぐって先へ進む。
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冒頭にも書いた通り、この段階ではまだ山頂(剣ヶ峰)までのルートは開放されていないので、こんな感じで通行止めになっています。ロープが張られた向こうでは、数日後の規制解除に向けて関係者が色々と整備やチェックを行っていました。
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二ノ池方面へ向かいますが、この二ノ池が今回の行程では噴火の面影を最も色濃く残していた場所でした。
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こちらが御嶽山・二ノ池
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池が固まったかのようにあたり一面を火山灰が堆積した光景。
実際ここにどの程度水があったのかはあまり覚えていないですが、火山灰がまだ広い範囲に積もり固まっていました。
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足元の登山道にもこれまでとは異質の灰色の砂が堆積していて、噴火の面影がまざまざと残る。
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二ノ池も歩けるのは火口から離れた側の淵のみ。山頂に近づくルートはこんな感じで規制がかけられています。
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積もった火山灰と土砂。
荒涼とした情景がどことなく異世界な雰囲気を創り出していて、これはこれで1つの風景として出来上がっているのが何とも言えない…
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二ノ池は全てが噴火にやられてなくなったわけではなくて、火口から一番離れた地点ではこんな感じで水たまりもできていました。
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二ノ池のほとりにあるのが二ノ池本館。
流石に山頂に近いこの位置では甚大な被害を受けたようで、小屋も改修中でした。
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噴火の被害の面影が色濃く残る二ノ池でしたが、復活の希望も見えて、一部の二ノ池はこんな感じで水が復旧していました。
まだ大半は土砂で埋まってしまっているけど、あと何年かすれば元通りに戻る日が来るのかも。
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荒涼と広がる二ノ池のはるか奥に剣ヶ峰もチラッと見えました。
この登山をしている日の3日後からあの剣ヶ峰までのルートが一時的に開放されます。5年前はあの剣ヶ峰からこの二ノ池まで散策して、二ノ池の水の綺麗さにはしゃいでいたのを、何となく思い出した。
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二ノ池より剣ヶ峰に近づくことはできないので、今回は摩利支天山方面へ。
こちらは前回(5年前)は歩いていなかった場所になります。
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二ノ池ヒュッテ(旧二ノ池新館)に到着。
今年の夏から名前を変えて再始動した山小屋。
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まだ受け入れ態勢が完ぺきではないので人数制限はありますが、予約すれば宿泊もできます。
外観としてはほとんど噴火被害の名残は見受けられなかったですが、小屋の中には噴火時に屋根を突き破った噴石がそのまま残されている部屋があるそうです。
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小屋の看板にあったかわいい木彫り。
雷鳥だろうか。
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二ノ池ヒュッテからいよいよ摩利支天山へ。
ここに来てようやく山頂を捉えることができますが、まず何よりすごいのがこの目の前に開けた荒涼とした台地!
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サイノ河原と呼ばれる場所でとにかく広大。外輪に囲まれているあたり、どことなくスタジアムっぽくもあり、サッカーや野球なんて簡単にできてしまうような広さ。
御嶽山のスケール感を体感できる景色の1つになっています。
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サイノ河原を横断。
何という広さ……。山の上というのを忘れるくらい開放的な世界が広がっています。確か剣ヶ峰付近にも開けた場所はありましたが、おそらくこちらの方が全然スケールが大きいはず。
稜線と合わせて、この手の高原のように雄大さを感じられる風景もすぐ好きになってしまう。
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点在する草地が綺麗に紅葉しているのがまた綺麗でした。
秋の御嶽山、思ってた以上に紅葉風景を楽しめる。
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そして今回の登山で一番感動させられたのがこの景色。
サイノ河原を渡り切って、反対側から御嶽山主峰を眺めた風景。
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城のようにそびえる御嶽山主峰。
山の上にさらに山があるという不思議な感じがしつつも、その迫力は絶大!手前のサイノ河原の荒涼とした平原が、さらに主峰のスケール感を引き立てている気がする。
前回はこちらまで来なかったのもあって、これは本当に新鮮で感激した眺めでした。
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こちら側にあったのはサイノ河原避難小屋。
噴火の影響なのか何なのか、屋根がめくれあがってました。
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ここまで来ると見えるようになるのが、御嶽山・三ノ池。
二ノ池とは違って、三ノ池は噴火の影響を感じさせない透き通った見事なブルーの池でした。あとでじっくり眺めるとして、まずは摩利支天山へ。
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ここからは壁のようにそそり立つ外輪に沿って、その先端へと歩いていきます。
この摩利支天山までの外輪ロードも、短い区間ながら結構面白かった。
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主峰の後ろに隠れていたこちらの山は継母岳。「ままははだけ」と読みます。
登山道が通っていないので登ることはできないようですが、見た目としては八ヶ岳の赤岳とか阿弥陀岳にすごい似ている気がした。
継母岳も摩利支天山と同様に御嶽山外輪山の1つです。
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摩利支天山まではひたすら横目にこの景色。
やっぱりサイノ河原を挟んでの御嶽山・剣ヶ峰の景色はすごい!山の上にいながらこれだけのスケール感を見せてくれる山ってあまりないんじゃなかろうか。
北海道の山なんかはこんな雰囲気だったりするのかな?
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外輪ロードは稜線の真上を歩いていくわけではなく、こんな感じで壁の淵に沿って進んでいく感じ。
道幅は狭いですが特に危険個所などはなかったです。
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こうして摩利支天山に到着。御嶽山の中では最高峰の剣ヶ峰に次いで2番目に高い標高2959m。
展望は文句なしに最高の場所。
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摩利支天山から眺める御嶽山の主峰。
見れば見るほどどっしりと横に広い中央火口丘一帯。あれが御嶽山のほんの1部に過ぎないっていうんだから、そのスケール感の半端なさよ。”御嶽山”と一括りにするにはあまりにも広すぎる世界。
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まさき、御嶽山主峰を眺める。
この日の登山に関しては特に強いこだわりがあって御嶽山を選んだわけではなかったけど、紅葉と言いここからの眺めと言い、前回は見なかった御嶽山の一面に出会えたので来てよかったと思う。
この3日後から一時的に山頂までの道が開通するので、そうなれば人もたくさん訪れると思うけど、規制解除前のこの日は比較的静かな登山でした。
(取材でもしていたのか、報道ヘリが上空を飛び回っていたのがちょっとうるさかったけど…)
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こちらは登ってきた側とは反対の北西の眺め。
ぷかぷか浮かぶ雲海と眼下には広い裾野、紅葉しているのも見えました。そして、はるか遠くには白山の姿も確認できた。
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歩いてきた外輪稜線。こんな感じでそそり立つ壁のようにそびえる摩利支天山の外輪。
山頂も決して広くはなく、数人も立てば一杯になってしまう広さ。
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何度見ても素晴らしい広大な山岳フィールド。
麓からは独立峰らしく円錐形の形をした御嶽山も、いざ登ってみれば全然印象が違うことに気づかされました。
雄大な台地やいくつものピークが連なっている様子は、実際に御嶽山に登ってみなければわからないもの。
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ひとしきり展望を楽しんで、きた道を戻る。
序盤の二ノ池あたりと比べると、摩利支天山あたりの登山道はかなり静かでした。一応、標準タイムで歩ければ帰りのロープウェイの時間にも間に合うようにはなっているので、良ければ摩利支天山まで足を運んでみてください。
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再び三ノ池。
三ノ池はだいぶ下の方にあるので今回はこうして見降ろすだけで終わりましたが、それでも十分綺麗な景色。
左の山は継子岳(まなごだけ)で、名前からすると先ほどの継母岳の子ども。母と違って穏やかな山容をしていて、稜線も気持ちよさそうだったのでいつか訪れてみたいところ。
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三ノ池は噴火の面影を感じさせないほど綺麗な池で、コバルトブルーの水が輝いていました。サイノ河原避難小屋あたりまで来ればこうして見降ろすことができて、さらに北アルプス方面の展望も良く見えるので、ここは訪れて損のない場所です。
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剣ヶ峰方面へと戻る。
帰りも帰りで、この御嶽山に迫るように歩いていく感覚が何とも言えない。
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本当に城のようにそびえる御嶽山。ラスボスに挑む感じがしてゾクゾクしたぞ。
形と言いその巨大さと言いここからのアングルがとにかくカッコよくて、その迫力を存分に見せつけられた感じ。
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摩利支天山の散策は面白かった。
外輪からの眺めも良かったけど、その間に広がるサイノ河原。この開放感あふれる場所がとても気に入りました。
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二ノ池まで戻ってきた。
雲っていると火山灰に覆われた二ノ池も少し怖く見えてくる。池の1/5程度は水場戻っていたので、早くここも元通りの景色になってほしいです。
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来た道を下山。
帰りは曇り始めましたが、紅葉は曇り空でも綺麗ですね。登ってきた時よりも色が鮮やかに見えました。
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こうしてロープウェイ駅に下山完了。
摩利支天山までの往復、だいたい7時間くらいの行程でした。
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全然関係ないけど、帰りがけに麓の太陽の丘公園で見たマンモスがこちらになります。
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温泉は途中の道の駅で聞いた「天然温泉 せせらぎの四季」へ。
日帰り温泉700円、露天風呂あり、館内も綺麗でなかなか良かったです。
こんな感じで噴火後初めて訪れた御嶽山登山が終了。
いまだ土砂に埋まる二ノ池や倒れたままの石碑や鳥居など、噴火の面影を残す場所もいくつかありましたが、自分で見てきた感じでは思っていた以上に復旧が進んでいる印象でした。
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登山道は最初から最後までしっかり整備されていたし、山小屋もほとんど修復済み。景色に関しても紅葉が十分綺麗で、三ノ池も輝いておりました。
個人的にはサイノ河原を挟んで摩利支天山側から見た御嶽山主峰、これが今回の登山では最も感激させられた景色でした。
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色々と思うところはあった登山でしたが、ひとまず目にした景色としてはこんな感じ。
この山との向き合い方は人それぞれなので、登る登らないの声は色々とあるけど、個人的には今回登っておいて良かったと思えた1日でした。
いつの日か元通りの御嶽山の姿に戻るといいですね。
(ランキング参加中↓)
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【日程】
2018年9月23日
7:45 ロープウェイ飯森高原駅
8:30 女人堂
10:10 二ノ池本館
11:10 摩利支天山
12:50 二ノ池本館
13:45 女人堂
14:30 ロープウェイ飯森高原駅
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