2013年ゴールデンウィーク前半は屋久島へ行ってきました。
鹿児島県の南に位置する屋久島。車を走らせたら2時間弱で島を一周できてしまうほどの広さですが、その中には縄文杉やもののけの森など、日本屈指とも言える豊かで美しい自然が広がっています。その希少な自然は世界にも認められ、島の2割以上が世界遺産に登録されている自然の宝庫。
海ももちろん綺麗ですが、屋久島と言えばやっぱり山!洋上アルプスとも呼ばれるほど山に満ちた島で、日本百名山の1つで九州最高峰の宮之浦岳(標高1936m)もここにあります。
初の屋久島と言うことで、今回は縄文杉や宮之浦岳を含めた王道スポットを4日かけて回ってきました!
3泊4日の屋久島の旅、スタート!―――
【日程】
2013年4月25日 晴れ
~~1日目、屋久島周遊~~
まずは簡単に1日目のお話を。この日は屋久島入りということで、アクティビティは特になし。時間が許す限り島を周回して、滝や海などの観光スポットを巡りました。
※書くことが少ないので、羽田空港から書いてやったw
屋久島への行き方いくつかあるかと思いますが、自分たちはスタンダードに東京から飛行機で鹿児島へ移動し、鹿児島から高速船に乗って屋久島入りすることに。一番で屋久島へ乗り込むため、朝一の便で鹿児島へ向かうことにしたのですが、それだと始発の電車で間に合わない。
ということなので羽田空港に前日入り。空港内にカプセルホテル「ファーストキャビン」を利用しました。施設綺麗だったし個人的にはまぁまぁマシなカプセルホテルだと思いました。
翌朝、6時20分の便に乗って鹿児島へ。空から見た南・中央・北アルプスが素晴らし過ぎたww
思えば、登山を始めてから飛行機に乗ったのは初だね。上から見下すアルプス、贅沢でいいもんだな~。
8時すぎに鹿児島空港到着。ここから高速船ターミナルへはバス移動。ちょうど直行便があったのでそれに乗車。運賃は1200円、約50分。
9時過ぎに高速船ターミナルに到着。ここから高速船に乗って屋久島を目指すのですが、乗る便が10:20発だったのでここでしばし足止め。周辺を散策~
ターミナルのすぐ横にドルフィンポートというショッピングモールがあるので、暇つぶしならここ。まだ朝早かったのであんまり店は開いてなかったけど、足湯あったりしてのんびり朝の散歩楽しみました。
海を挟んで正面にでかでかと見えるのが桜島。今も火山活動中で、噴煙を豪快にあげてました。
1時間ほど時間をつぶして、高速船乗車。途中、種子島を経由するので屋久島までは2時間半ほどかかります。
九州本土ともお別れして、いざ屋久島へ!!高速船はシーズン中は満席になることもあるので、事前チケット予約は必須。ただ、この日は休日前だったので船内はかなり空いてました。
高速船内から薄っすらと見えた鹿児島県の開聞岳。富士山のような綺麗な円錐形をしていて魅かれた。。。あそこもいつか登ってみたいね。
しばし、ゆらり船の旅~~
13時、東京を出発して6時間半ほどかけてついに屋久島に上陸!世界自然遺産!日本が誇る自然豊かな島や~
屋久島は山岳島であることや地理的な関係から非常に雨が降りやすく、「ひと月の35日は雨」と表現されるほどの降水量多い島。 これはかなり有名だよね。
雨がちと心配でしたが、到着時は運よく晴天で迎えてくれました。
(最初に言ってしまうと、滞在中、一度も雨に降られず快晴が4日間続きました。ホント運が良かった…)
到着した港は安房港。島の東に位置する港です。とびうお日本一だとさ!
港では事前に予約していたレンタカーが待機していてくれました。島内はバスも走ってますが、本数はそれほど多くないのでレンタカー借りて動くのが良いです。4日間借りても、4人で割り勘すれば3600円ほどだったのでかなり安上がり。
ちょうどお昼時だったので、港のすぐそばにあった海辺レストラン「屋久どん」へ。
屋久杉を使った木目調の店内。南国の雰囲気で、この店すごい良かったなぁ~。安房港からすぐの場所にあるので、屋久島についてすぐに食事にしたいときはここがおススメです。
せっかくなので屋久島名物のトビウオとうどんのセットを注文。飛唐うどん1300円ナリ。トビウオは頭から尻尾、羽まで全部食べれます。脂がそこまで多くなく、身が引き締まったさっぱりとした食感でおいしかった~
食後は店の裏の海辺へ。この面白い形をした岩は枕状溶岩と呼ばれるもの。地図にも載ってる観光スポットの1つです。小魚たくさん泳いでて綺麗な海岸でした。
ここから先は時間が許す限り島を周回してみることに。今回周ったルートはこんな感じ↓
青印が今いる安房港。そこから時計回りに観光スポットを巡って行きます。黄色印が泊まる宿の位置ね。
まずは「千尋の滝」。巨大な一枚岩の奥から流れ出る、落差60mの立派な滝。写真は展望台から撮ったもので、これ以上は近づけないですが迫力満点だった!屋久島の観光ガイドブックには必ず紹介される滝の1つです。
千尋の滝にあった売店には、砂糖きびとたんかんの生ジュースが売ってました。驚いたのが砂糖きび生ジュース!写真左の機材で砂糖きびをすりつぶして提供してくれるので、まさに鮮度100%!
しぼりたての砂糖きび生ジュースとたんかん生ジュース。砂糖きびの方はかなり甘くて濃厚でした。牛乳と混ぜでホットで飲むとかなり旨そうだと思ったり…
お次は中間ガジュマル。ガジュマルも屋久島を象徴する植物の1つで、島内の北にはガジュマル公園なんてものもあります。屋久杉ももちろん見るべきですが、ガジュマルもぜひ見ておくべし!
続いて大川の滝。落差88mで日本の滝100選にもノミネートされています。屋久島の中では最大級の滝。これは絶対に見ておくべき!
見上げるほどの巨大な滝!滝つぼ間近まで近づけるので、大迫力な滝の流れを肌で感じることができます。運が良ければ虹がかかることもあるんだとか。流石に滝100選に選ばれているだけあって、この滝の迫力は素晴らしかった!これでも水量は少ない方で、雨の翌日はもっと豪快な滝が見れるようです。雨天時こそ訪れるべき場所かもしれません。
滝つぼは綺麗なエメラルドグリーンでどことなく神秘的な場所でもありました。
滝つぼの近くには白い綺麗な花も。
あれよあれよと巡っていたら18時を過ぎたので、最後に永田いなか浜へ。看板に書いてある通り、ウミガメの産卵場所でもあるようで、運が良ければウミガメに出会えることも!?
ちょうど夕暮れ時だったので、夕日がとても綺麗でした。山に登ってばかりの自分にとって海を見る機会ってのは少ないんで、こういう光景は新鮮で感動するね。今回の旅路で心に残った光景の1つ。
人気の少ない砂浜。実はこの前日にまさにウミガメが海岸に産卵したようで、早い時間であればその足跡が残っていたそう。
屋久島の夕日を眺めながら宮之浦地区の宿へ。
島には国道が1本、周回するように走っているのでドライブするだけでも十分に楽しめます。実際に運転してみて、信号もほとんどなくて気持ちよかった~!島の西側の西部林道だけ道幅が狭くてすれ違い困難ですが、それ以外は渋滞なんてものもなく、快適に運転できます。
短い時間の割に、島を3/4周ほどできて満喫できました。いや、楽しかった!
19時過ぎに4日間お世話になる宿へ。「フリーステイじょうもん」という民宿に泊まりましたが、初日の宿泊客は自分たちだけでした。
ここはお母さんが一人で切り盛りしてましたが、とても親切で素敵なお方だった。
宿の夕食。名物のトビウオ再び~!何度食べても旨い!あと特においしかったのが味噌汁。「亀の手」の出汁が効いてた~!
「亀の手」というのは実際の亀の手ではなく、その形が似た貝。これも屋久島名物の1つです。食事前に食べ方のレクチャーを受けました。
夕食も食べて、この日は早々に就寝。
まったり過ごした1日目ですが、翌日からはいよいよトレッキング開始!まずは屋久島の代名詞「縄文杉」を目指して、白谷雲水峡からの長い道のりを歩いて行きます。ハードな旅路になるので、十分に休んでおくZzz...
2日目から怒涛の山旅開始!頑張るぜ!!
2日目へ続く……