裏高尾の陣馬山と高尾梅郷ハイキングに行ってきました。
陣馬高原下バス停から陣馬山に登り、北高尾山稜を歩いて木下沢梅林から高尾駅までを縦走。
降雪直後の雪山登山となり、山頂からの霧氷と雲海、周囲の雪景色が素晴らしい景色でした。
下山後の梅の花も綺麗でしたが、満開まではもう少し。来週あたりが見ごろだと思います。
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2025年3月9日【裏高尾】陣馬山~北高尾山稜~高尾梅郷 ハイキング
3月の山登り。
近場の低山では春の花が咲き始めつつも、まだまだ寒い日も続く冬山の瀬戸際シーズン。
過去に丹沢でも3月末に雪山が楽しめた年もあったりしましたが、今年もそのチャンスがやってきました。都内での雪予報。
「都内で雪=青梅しか降らない」なんて言われたりもしてますが、さすがに高尾界隈なら雪景色が見れるだろうと、もう何度目かの陣馬山に登ってきました。
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高尾駅から陣馬高原下行きの始発バスに乗車して、7時半ごろに陣馬高原下バス停に到着。
路面凍結はなかったですが、辺りの山は見事なまでの雪景色。気温もまぁまぁ低くて、吐く息は白かったです。
降雪直後を狙っている人は多いだろうなと思ってましたが、意外とそこまで乗客は多くはなく30人くらい。満車と言うほどではなかったです。
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バス停横にトイレもあるので、そこで出発の準備。
見上げる樹々がすでに真っ白!綺麗な霧氷に仕上がっていて、今日一番見たい景色が早くも見れました。
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準備運動済ませてスタート。登山口までしばらく道なりに舗装路を歩いていきます。
バス停近くにあるお蕎麦屋さんがいつも気になるのですが、毎回早朝スタートとなるので、ここが営業しているのをいまだに見たことがありません。
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林道を歩いていく途中で目にするホラーな景色がこちら。
首だけの石像が道脇に置かれています。
陣馬高原下からスタートする際は必ず横を通り過ぎるので見たことある人も多いでしょう。
何度見ても不気味です。雪をかぶった姿がシュールかと思いきや、涙を流しているようにも見えて怖い怖い……。
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あの首の石像、何年も撤去されないところを見ると、もはやこのルート序盤のシンボル的存在になってしまっているような気がします。
そんな石像が置かれた林道をひたすら歩いて、こちらが登山道入り口。
標識を見逃して、そのまま林道を突き進まないようにご注意ください。
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登山口からしばらくは単調な樹林帯の登り坂。
最初のうちは足元にも雪がそれほどなかったのですが、30分ほど登ると登山道も全体が雪道になってきました。
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見上げる白い木々も美しい。
ここら辺から雪景色が綺麗になってきましたが、時間が過ぎるにつれて瞬く間に雪が溶けているのが分かったので先を急ぐ。ボトボトと雪が落ちてきて、晴れているのにレインウェアが欠かせない状況でした。
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雪道のトラバース路。
ここまで来ると山頂も近いです。霧氷よ、どうにか溶けずに待っててくれっ!
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そして目にした白銀の世界。
ここは北側斜面。朝8時を過ぎても日が当たらない箇所は寒い分、雪も溶けずに残ってくれていました。
モノクロの世界観も悪くない。
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さらに進んで行くと陽の光を浴びた煌びやかな霧氷ゾーンへ。
ここら辺が本日の雪景色の真骨頂。3月の東京とは思えない美しい景色が広がっていました。
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見上げる霧氷がとても綺麗です。
青空の霧氷風景っていうのはやっぱり映えますね。年に1回チャンスがあるかわからない高尾界隈の雪景色と思えば、なおさら見れて良かったです。大急ぎで登ってきた甲斐ありました。
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ちなみに陣馬山の霧氷は5年前に一度見ていて、その時は1月だったのでさらに大規模な霧氷ワールドが広がっていました。
2020/1/19【東京】陣馬山~高尾山 霧氷の絶景雪山登山
見上げれば一面白い毛細血管だらけ。
さすがにこの時ほどの積雪量はなかったですが、3月でもこれだけの雪山ハイキングが楽しめるんだから、今後も数少ないチャンスを狙って登りに行きたいものです。
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こうして森を抜けると陣馬山山頂の高原エリアに到着。
ここら辺もしっかりと雪が積もっていました。
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そして見えた陣馬山のシンボル。
一見すると卑猥にも見えてしまうお尻をこちらに向けて、天高くそそり立っております。
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こうして陣馬山に登頂。これが2025年最初の白馬とのご対面です。
今年も何度か登りに来ると思うので、どうぞよろしくお願いします。
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山頂一帯は高原になっているので、非常に広くて展望も開けています。
茶屋も複数軒ありますが、まだ朝の早い時刻だったのでどこも営業していませんでした。
そして何より人が全然いない。陣馬山でこれほど静かなのも珍しいです。
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さらに珍しかったのが都心方面の展望。
高尾山稜の向こうには一面の雲海が広がっていました。
高尾山界隈で雲海を見たのって、もしかしたらこれが初めてかもしれません。都心の高層ビル群もすっぽり雲に覆われてました。
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西側方面も低い雲が漂う景色。
雲の位置が稀に見る低さなので、高山帯にいるような感覚にさせてくれます。
手前に見えているのは清水茶屋。もう間もなく開店なのか、営業の準備されてました。
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陣馬山あたりは晴れているものの、周りを取り囲む雲の流れが凄まじかったです。
特に印象的だったのは丹沢方面の展望。雲の合間から見える山が真っ白で、いまごろあちらを登っている人も素晴らしい雪景色が見れているんだろうなぁ~と羨ましくなりました。
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陣馬山からの展望と言えば富士山ですが、この日は低い雲が浮遊して頭だけが見える状態でした。
山梨方面でも前夜に雪が降ったのがわかるくらい真っ白。
今日はこの後のルート上では富士山を見れるポイントがないので、これが本日最後の富士の眺めとなりました。
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静かな陣馬山山頂でしばし休憩。
さながら雲海テラスか。滅多に見れない陣馬山からの雪景色と雲海を見ながら遅めの朝食休憩。
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陣馬山からは裏高尾縦走コースへ。
今日は高尾山までは歩かないですが、しばらくは景信山・高尾山の標識に従って進んで行きます。
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しばらくは平坦な縦走路。
登山道も雪がしっかり積もっていて、ザクザク踏み進める感じが心地よかったです。
凍結箇所はなかったので、持ってきた軽アイゼンは履かずに済みました。
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途中、縦走路から少し外れる南郷山、富士小屋山のピークを踏んでおく。
どちらも展望は特にないですが、ここはこれまでスルーしていた山頂だった気がするので、しっかりと標識を拝めておきました。
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気温も上がってきて、木に積もっていた雪がどんどん溶けていきます。
登山道は雨が降っているかのような水滴ラッシュでしたが、溶けていく雪が煌びやかに輝く森はどこか神秘的でした。
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裏高尾縦走路をひたすら進んで行く。
誰も写っていないですが、このような雪のコンディションでも走っているトレラン勢は結構いました。
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明王峠に到着。
ここら辺でもまだまだ霧氷は健在で、辺りを取り巻く雪景色が綺麗です。
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その後もフラットな縦走路を進んで行きます。裏高尾縦走路はアップダウンがそこまでなくて、本当に歩きやすいですね。
時間が過ぎるごとに登山客とすれ違うことも多くなってきました。
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そしてやってきた重要な分岐点。
左に行けば北高尾山稜、右下に行けば景信山を経ての城山・高尾山方面。
今日は色々な思惑もあって左へ進みます。
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北高尾山稜ルートに入ってすぐのところにあるのが堂所山。
景信山方面へ行く人の方が圧倒的に多いので、ここら辺から一気に人も減って静かになりました。
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そして堂所山から先が初めて歩く区間。
ここから狐塚峠までが高尾山界隈の縦走ルートで唯一歩いたことのない区間で、ここを繋げば主要ルートはほぼ踏破と言っていいはず。
そんな思いで今日はこちらのコースを選択しました。
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しばらく歩いたところにあったのが三本松山。
展望は特になかったので先へ進みます。
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その後は徐々に標高を下げて行くので、進むにつれて雪も減ってきました。
人が少ないですが、高尾山界隈の縦走ルートらしく道が明瞭で歩きやすい。ここら辺から鼻がムズムズしてきたのは花粉の影響か……
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次のピークが大嵐山。
ここも特に展望がなかったですが、この先の山が比較的広くて明るい山頂なので、休憩するならそちらがお勧めです。
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それがこちらの湯ノ花山。
周囲を枯れ木で囲まれていますが、日差しが届くの明るく樹々の合間から展望も見れます。北高尾山稜コースの中ではお勧めの山。
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その先にあるのが黒ドッケ。
こちらは残念ながら展望はなし。八王子城山まで4.3kmと書かれていますが、今日はそこまでは行きません。
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黒ドッケからアップダウンを経ての杉の丸。
距離は短いですが、ここの山頂直下がまぁまぁな急登でした。
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そうしてやってきたのがこちらの分岐、狐塚峠。
ここを右に下って行くと木下沢梅林へ行くことができます。そしてその木下沢梅林からここまで登ってきて八王子城山まで歩いたのが2年前。
これで北高尾山稜コースがすべて繋がりました。やったぜ。
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今回はここから下山。
つづら折りの坂がひたすら続きます。2年前のここの登りはつらかった覚えがありますが、下りは楽ちん。
朝の雪が水滴となってあたりの草木を潤しています。乾燥肌にはうれしい保湿空間。
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下りてきたところが開けた草原地帯になっています。ベンチも用意されているので休憩スポットとして最適です。
小屋は売店とかではなく作業場のもの。トイレも特になかったです。
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そこから木下沢林道を40分ほど歩くと自然に木下沢梅林の入り口に到着します。
高尾梅郷の中でも特に大きな梅林で、開花シーズン中だけ開放されて入れるようになっています。
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ただ、今年は梅の開花がだいぶ遅いのか、例年では満開となるこの時期でもまだ蕾多め。
翌週以降がピークかもしれません。
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園内を一通り回って、いつもより早めに木下沢梅林を後にしました。
山頂あたりはもう少しで見ごろと言う感じ。晴れた週末ということで、観光客はとても多かったです。
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木下沢梅林からはバス通りをひたすら歩いていきます。
高尾駅まで1時間ほどかかりますが、途中に梅林がいくつもあるので色々と寄り道しながら帰れるのが良いところ。
梅まつり開催中ということでどこも混んでました。小仏行きのバスも臨時便がたくさん出てフル稼働。
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木下沢梅林よりも駅に近い梅林の方が見ごろを迎えてました。
この時期の高尾山登山は麓の梅郷ハイキングと合わせて巡れるので、良ければ行ってみてください。
まだ満開はこれからなので来週でも十分楽しめると思います。
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こうして高尾駅まで歩いて終了。
お疲れさまでした。
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高尾山界隈で雪が降ってくれたおかげで、久しぶりに近場の低山で雪山ハイキングが楽しめました。
山頂から眺める霧氷や雲海が美しく、下山後の梅林散策も良かったです。
高尾梅郷は来週あたりに満開を迎えると思うので、良ければ行ってみてください。
【日程】
2025年3月9日
【コースタイム】
7:20 陣馬高原下バス停
8:30 陣馬山
9:50 堂所山
11:20 狐塚峠
12:10 木下沢梅林
13:30 高尾駅