1月11日、群馬県の上州武尊山(標高2158m)へ雪山登山してきました。
夏場は四方に登山道が張られている武尊山。2年前の夏に一度、武尊神社からのルートで登ったことがありましたが、冬の場合だと、最も登りやすくなるのが川場スキー場からのルート。今回は川場スキー場トップまでリフトで上がり、そこから剣ヶ峰を越えて上州武尊山の頂を目指しました。
リフトで標高を稼げるとは言え、谷川近隣の豪雪山域の一角なので、ラッセルは必須。この日もおそらく1週間は誰も入山してなかったようで、前日まで降り積もった雪に悪戦苦闘しながらの山行でした。
ただ雪の直後だったおかげで、これ以上ないくらい美しい樹氷の世界が広がっており、上州武尊山ではあまり見れないスノーモンスターに出会えるという奇跡がっ!
天気も起死回生の青空が広がり、金峰山に続いていうことなしの雪山登山でした。
雪の上州武尊山、スノーモンスター・樹氷の世界―――
2年前の夏に一度登った上州武尊山。冬に再訪したいと思ったのは、トップの絵に書いたような樹氷の世界が見たかったから…
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というのは嘘で、もともと冬の上州武尊山に興味を持ったのは、前にボードで川場スキー場に滑りにきたときに登山者を見かけたのが頭にあったから。近隣の谷川岳に比べると入山者が圧倒的に少なくて、かなりラッセルが大変らしいけど、いつか山頂まで登ってみたいなと。それで、帰りはボードで滑って降りてきたいなと、そう思ってた。
雪の稜線をひたすらラッセルしながら山頂を目指すイメージしかなく、どんな景色が見えるかよりも挑戦的な気持ちが強くて臨んだ冬の上州武尊山。
だからこそ、ゲレンデの先に広がる樹氷の世界に足を踏み入れたときは、ぶったまげたわ(笑)
想定外の絶景に出会えると感動も一層強くなるっていうけど、今回はまさにそれでした。加えて天気予報もあまり良くない中でアタックしたので、青空が広がった時には仲間と二人で大はしゃぎでしたよ。
自分の大好きな冬の絶景”スノーモンスター”に出会え、先週の金峰山とはまた違う雰囲気の山景色がそこにはありました。凛とした姿の雪の剣ヶ峰もカッコよかった!
ここもまた雪山登山として強くオススメしたい1座です。
~~ 2015年1月11日 冬の上州武尊山 ~~
新年2回目の登山。まだ”2015年”って書くのが慣れないです。
今回はスキー場のリフトを利用させてもらうので、営業開始時間に合わせて都内を出発。
やってきたのは川場スキー場。都内からもかなりアクセスの良いゲレンデとして人気(=かなり混んでる)。
このスキー場にしては立派すぎる無料の立体駐車場が集客力を表してるな。
今回の同行者は、徐々に知名度を上げているこの男。
そうです、まさきです(笑)
バックカントリーをやるわけじゃないけど、帰りにゲレンデを滑って降りてきたいので登山装備に加えてボードも持っていく。
スノーシューとピッケル持った出で立ちは、ゲレンデでは少々目立つな(笑)
周りの視線を気にせずまずはチケット売り場へ。3回目の川場スキー場にして初めて登山目的でやってきましたよ。
登山者への受け入れもしっかりしていて、チケット売り場に登山届が用意されています。これを記入して提出。この登山届は必須で、これを書かないとリフトに乗せてくれません。
記入欄に車を停めた場所を書かないといけないので、覚えておいたほうがいいです。立体駐車場だと、停めた場所が何階なのかあやふやになるんでね。
提出するともらえるのがこちらの登山届提出済証。下山報告もしないといけないので、下山時まで保管しておきましょう。
回数券はリフトを2回乗り継ぐので2枚(900円)。下山時もリフトで降りてくるのであれば4枚必要です。
8時のリフト運行開始を待ってゲレンデへ。案の定、山の上はガッスガスで雪がパラついております……
事前の天気予報では昼あたりに晴れ間があるそうなので、それを信じて頑張るぜ!!(`・ω・´)
桜川エクスプレスとクリスタルエクスプレスを乗り継いでゲレンデトップへ。リフトに乗る際に先ほどの提出済証を見せます。
※クリスタルエキスプレスが動くのが8時半なので、上で少し待つことになります。
向かう先はどんよりした雲の中。本当に晴れるのかと思ってたけど……
本当に晴れてきたよ(笑) クリスタルエクスプレスを降りたと同時に青空が広がりはじめました。
今年も晴れ男パワー全開でいきたいぜ!
リフトを降りたところで登山準備。ボードとブーツは邪魔にならないように樹の陰にワイヤーで括り付けておく。
登る前にここでちょいとお披露目。今回心強い旅の味方がこちら。
先日新婚旅行に行った山友さんご夫婦がニュージーランドのお土産に買ってきてくれました。日本では見かけないmacpacのフリース。あゆこ&てつろう夫妻、ありがとうございましたm(__)m 早速使わせてもらいます!
そうそう、たまにブログ経由で「山のギアについても書いてほしい」って言われることがあるんだけど、、、すいません。。。自分のギアの知識のなさは山仲間の間では特に定評で、かなり勉強が必要な身なのです…。日帰り低山用のザックも、ダサいと言われ続けております…orz
まぁ登れりゃいいのよ。
ってことで、こちらが登山口!
…と言ってもトレースなし。明確に標識があるわけでもなし。圧雪車の裏から左の方向に斜面を登って行きます。まず目指すのは目の前の岩壁の上。
9時登山開始。ノートレースなので新雪バフバフのところをスノーシューで踏み荒らして道を作っていく。
三連休の中日だし、前日もしかしたら誰か入ってるかと期待してたけど、、、スタートからラッセル地獄でした。
それでも青空広がってきたので、やる気だけはあります!
少し登ったところからゲレンデを見下ろす。ここら辺はリフト乗り場からも丸見えなので、ボーダーの好奇な視線を感じる…。
それでも少し登ってしまえば、そこはゲレンデとはまるで別世界。
登った先で待っていたのは、美しすぎる樹氷の世界~!これですよ、登山の醍醐味。
雪の直後の山の景色は素晴らしい!ゲレンデから少し登っただけなのにもう世界が違う。
自分たちが作った足跡だけが残る。
ツリーホールにだけ注意しながら林間を抜けていく。平坦なところはスノーシューつけてひざ下ラッセルくらい。
下から見上げていた岩壁。雪庇に注意しながら道を切り開いていく。
こんな感じで。
それにしても景色がすごい綺麗!凛とした雪山の風景ってのは何度見てもいいもんよ。天気も南側は完全に晴れてくれた。
写真左は西峰、右の特徴的な山は鬼岩。
風の通り道は雪も締まっていて歩きやすい。波打つシュカブラも綺麗。
この時点では風もほとんどなくて、体感的にはかなり暖かい陽気でした。
何度も後ろを振り返ってしまう。この時、チラッと後続者を発見。道は作っておきましたぜ。
最後の登り詰めるこの部分がかなりキツくて厄介だった…。傾斜も急で雪も深く、1歩進むのに一苦労でした。
太ももラッセル。この樹氷のトンネル、写真で見る分には綺麗だけど、登ってる身からするととにかく必死で全然余裕なかった…(笑)
ここが自分の中では今回のルートの一番の核心部だったかな。ルートづくりに難航している間に後続者も追いついてきちゃいました。
トレースがないとかなり時間食う部分だと思います。
思った以上に時間かかったけど、どうにか樹林帯を抜けると一面開けた場所に出ます。
ここらへんは雪も締まっていて歩きやすかった。そして少し先へ行くと見えてくるのが、、、
こちらの剣ヶ峰。なぜか剣ヶ峰に取りつくところからトレースがありました。
最初見たとき、亀裂でも入ってるのかとヒヤッとしたぜ…
とりあえずそこまで頑張る。尖った形をした剣ヶ峰だけど、こちらから登る分には何にも問題なし。
気を付けるのが反対側への下り道。
若干省略したけど、こんな感じの尾根を歩いてきました。ゲレンデの方は晴れてるけど、ここら辺はまだガスったり晴れたりの繰り返し。
ガスに包まれたら包まれたで、幻想的な雰囲気で良かったけどね。
登りはじめて1時間弱で剣ヶ峰山頂に到着。ご覧のようにすれ違いもきわどい、狭い山頂。
リフトを降りた地点からここまで、夏場であればおそらく20分で来れる距離。それが冬場だとラッセルで思った以上に時間食ってしまい、1時間もかかっちゃいました。
剣ヶ峰の先端から見下ろす滑らかな斜面。弱高所恐怖症としては、スリルありすぎる山頂。
ここから稜線の先に武尊山があるんだけど、あいにく雲の中…。ただ、よく見るとこの先は先行者がいるようでトレースつけてくれてました。
この剣ヶ峰からの下りが急なので要注意。スノーシュー履いてたので後続者に先へ行ってもらったけど、雪がたっぷりついててくれてたおかげで、特に問題なく降りれました。
この先はトレースあるのでアイゼンに切り替え。
ここから先は雪庇に注意して稜線をひたすら歩いて行くだけ。道ができてるってありがたい!かなり楽チン。
結構きわどいところ通って行くな(笑)
剣ヶ峰を下から見下ろすとこんな感じ。この日はコンディションが良かったから楽に降りれたけど、かなり傾斜がきつい部分なのでここは慎重にね。
予報通り、徐々に青空が広がっていき、周りの山も顔を出してきた。
このガスが取れていくシーンも神々しくて見入ってしまったよ。
あとは前方のガスさえ取れてくれれば言うことなし。晴れを信じて尾根伝いに歩いて行く。
稜線上の雪の深さは深いところでこれくらいでした。先行者はここのラッセルがさぞ大変だったろうに…。
あとでお礼言っておかないとね。
ここから先は何度かアップダウンしながらの道。
スポットライトを当てたように輝く樹氷。ガスが抜けつつある瞬間は、快晴時とは違う景色を見れて、これはこれで素晴らしい。
ガスのゆっくりした動きと斜面の滑らかさで、浮遊感さえ感じる不思議な空間でした。風もなくて静かな世界。
先行者の足跡を頼りに進んで行く。ミニチュア版のスノーモンスターが徐々に出てきました。
ここら辺から「おおっ!?」って期待感が出てきた(笑)
まさかスノーモンスター見れちゃうんじゃないですか、先生!
案の定、進むにつれて樹氷の大きさも増してくる。まさかとは思ったけど、上州武尊山でスノーモンスターハイクが楽しめちゃいそうです!
そして、ついにガスが取れたっ!!と、同時にモンスターたちのご登場~
真っ白い樹氷群が輝いてまぶしいぜ!
稜線のちょうど中盤くらいから、ようやく武尊山山頂も見えました。尾根の左側に白い樹氷が立ち並んでいるのもはっかりわかる。
視界も明瞭になって一気にテンション上がる!
スノーモンスター、樹木が吹雪にさらされて真っ白く雪で覆われた現象。蔵王山や西吾妻山のモンスターは有名だけど、上州武尊山で見ることができるとは思ってなかった。
毎シーズン雪山で一度は見たいモンスターだけど、こんなところでお目にかかれて光栄です!
そして今回のハイライトシーンが、トップの画像にも乗せた稜線途中からの剣ヶ峰↓
スノーモンスターと剣ヶ峰!雪と青空、山のシルエットと文句なしの絶景!
満足です!もう下山してもいいくらい。
まぁ、先へ行きますけどね。
樹氷群の合間を縫って山頂へ近づいて行きます。
モンスターの背丈も軽く自分の身長を越えてくる。
冬の上州武尊山ってこんなに壮大な雪の世界が広がってたのか!
近隣の谷川岳では見れない光景だと思う。谷川岳に比べたら雪山の入山者数もかなり低いと思うけど、タイミングさえ合えばこんな素敵な光景に出会えるんですってよ。
北側の斜面に無数に立ち並ぶ白い樹氷。その奥に谷川岳が見えるはずだったんだけど、この日はずっと雲の中でした。
今日は武尊山で当たりだったってことで、周りの山の景色よりこの樹氷の世界を楽しむことに専念する。
何度も振り返ってしまう、この剣ヶ峰の姿。北アルプスの槍ヶ岳さえ超えかねない尖ったシルエット。
この惚れ惚れする姿を見ていて、ふと夏に登った上越のマッターホルン、大源太山を思い出した。
雪でできたトナカイの角。
山頂まで伸びる、1本のビクトリーロード~!
二人してテンション上がりながら雪の稜線を堪能~♪
やっぱり雪には青空ですな。まさきと登るときの晴天率は異常なほど高くて、今回も大勝利で終わりそうです。
雪庇脇の稜線も終わって、だだっ広い山頂直下まで来た。
ここまで来るとモンスターもいなくなって、真っ白い雪の斜面。
山頂から右側へ伸びるのは前武尊へ続く稜線。まだ登り終わってないけど、次はあちらも歩いてみたいと早くも思う。
では、山頂までラストアタック。先ほどまでの稜線とはまた違う、広大な雪のフィールド。
写真では見えないけど、剣ヶ峰で先へ行ってもらった2人と、おそらくこの稜線のトレースを作ってくれたと思われる先行パーティーが山頂付近に見えました。
北側の岩壁。今にも雪崩が起きそう。
見るもの全てが綺麗で、つい目移りしちまう。
最後の山頂直下がこれまたかなりの急斜面。夏道は右から巻いて登るルートだったはずだけど、みなさん直登されておりました。
ここはまだ風がそんなに強くないけど、ほんの数十メートル先の山頂は暴風らしく、みんなすぐに降りてきたそうです。雪煙舞ってるから、何となくそんな気はしてたけど…。
雪が緩くて崩れやすい。ここまで来たら、手足使って強引にでもよじ登る。
そうして登った先が、ようやく山頂。先行隊はすでに降りていたので誰もいなかった。
12時ちょうど、標高2158m武尊山山頂に無事に到着!山頂まで3時間かかりました。夏場なら1時間半程度で登れる距離。
雪は時間かかるよ、ホント。。
山頂は強風。それを表すかのように、看板には巨大なエビのしっぽができてました。
あっという間にガスに包まれる。午後から崩れる予報だったので、さっさと退散したほうが良さそうだな。
ってことで、写真撮ってそそくさと下山。
山頂直下にもモンスターがたくさん育ってました。雪の武尊山を調べてみても、あんまり樹氷のことは載ってなかったからタイミングが相当良かったのかな?
そこら中に雪のおばけがいましたよ。
来た道をそのまま戻る。山頂直下はモフモフの広い平原なので、贅沢に踏み荒らして帰ってやる。
山頂は風が強かったけど、少し下りればまた無風になる。
で、気になって振り返ったらまた晴れてた。
何だったんだ、あの山頂は……(笑)
日が陰ってくると同じ景色もまた違った雰囲気を醸し出す。帰りも帰りで面白かったよ。
特に樹氷は曇りの時の方がその形がよくわかる。晴れていると眩しいくらい輝くからね、日焼けもたっぷりしちまいました。
整然と立ち並ぶモンスター。ゴジラに見えなくもないでかいおばけ。
雪が長期降り続いた後を狙って来れば見れると思います。(その分、ラッセルも大変だと思うけど)
剣ヶ峰に近づくころには青空もすっかりなくなって薄暗い雪の世界。高曇りだから視界は良好。
状況によっては、剣ヶ峰を巻くトラバースルートが斜面を横切って作られているときもあります。この日はただのキツいラッセルにしかならないので、誰もトラバースせず剣ヶ峰を越えてました。
剣ヶ峰へ向かう登山者たち。この3名の方が、もしかしたら今日の剣ヶ峰以降のトレースを作ってくれたのかもしれない。
大きいザックだったので、おそらく前日に幕営して今日アタックしたんでしょうね。ありがとうございました!
これが行くときに注意したほうが言いといった剣ヶ峰直下の部分。登る分には大して問題なし。
そうして剣ヶ峰を越えて、13時半過ぎにゲレンデまで戻ってきました。
剣ヶ峰まで登った人は何人かいたようで、朝僕たちがラッセルしたところは普通に道ができてました。
無事に山頂まで登れたし、いいもんたくさん見れて大満足!
ぐんまちゃんヌードルでささやかな祝杯をあげる。
まさき、お疲れちゃんでした!無事にピークを踏めて良かったよ。
天気に関しては、久しぶりに晴れなくても仕方ないムード出てたけど、結果的にはいつも通りの快晴登山で万々歳でしたな。
下山はボードで滑って降りる!楽しい上にリフト代2回分(900円)が浮きます(笑)
様になってるまさきの滑り。カッコええな~。さすがに登山やる前はスノボー三昧だっただけあるね。
自分はこの日が今シーズン初滑りだったけど、重たいもん背負っても難なくいけた。ゲレンデはすごい混んでて、人の障害物がいい練習でした。
15時に下山完了。1本しか滑らなかったけど、だいぶ満足だな。ボードも楽しいけどやっぱり自分は登山かな~。
丸一日ボードに費やすってのはもう無理かもしれない。今回みたいな登るだけ登って滑り下りるってのが理想。別にバックカントリーがしたいってわけでもないんだけどね。
チケット売り場のお姉さんに下山報告をしましょう。朝提出した登山届と照会かけてたので、報告忘れるとどうなるかわかりません。
リフトが終わると一気に混み始めるので、素早くスキー場を退散。
帰りの温泉は沼田インター方面へ車を走らせて、望郷という温泉へ。来るときに立ち寄ったコンビニで温泉+食事セット1000円券があったのでそれを利用しました。
駐車場も建物もすごい広いんだけど、温泉に関してはもう少し洗い場を広くしてほしい。明らかにキャパオーバーでした。露天風呂はまぁまぁの広さ。
こうして日帰り雪山登山&ボード1本滑って終わりました。天気悪くて登山が不完全燃焼だった時にも備えて、下山後に奥利根スキー上のナイター(24時までやってる!)に行こうかとも話してたけど、そんなことするまでもなく十分満足できる内容でした。
今回の旅を振り返って見ると、またまた天気に恵まれたなぁ~と。この日の天気に限らず、前日までしっかりと雪が降ってくれてたおかげで、上州武尊山でまさかのスノーモンスター狩りを楽しめたので、本当にお天道様に感謝ですよ。
武尊山山頂(沖武尊)よりも、このアングルからの剣ヶ峰の景色が一番感動しました。夏に登った時も剣ヶ峰の姿は印象に残ってはいたけど、雪の剣ヶ峰はその存在感がさらに増して白く煌々と輝いてたなー
ほぼ同アングルで撮った写真があったので、夏と冬の剣ヶ峰を載せておきます。
どちらがお好きですかね?真っ白い樹氷に感動させられた分、僕はやっぱり雪の上州武尊山が気に入ってしまいました。
これがまた雪も少な目で樹が露出している状態だったら、印象も変わってたと思います。夏の雪解けが残る山景色も好きなんでね。
スノーモンスター。雪山シーズンでは毎年欠かさず見に行ってる雪の造形。これがホント大好きなんです!
そこはもう現実とは思えない世界観。整然と立ち並ぶ雪のモンスターは、言葉でどう言い表したらいいのかわからないくらい、不思議な感覚を覚えます。これもまたぜひ見てほしい雪の絶景。
東北に行かずとも、タイミングが良ければ上州武尊山でもこれだけ立派なスノーモンスターの世界が待っていることがわかりました。
今年は雪がたくさん降ってる八ヶ岳とかでも、いい感じにモンスターが育ってるはず。モンスター目撃情報お待ちしております!(笑)
意外と二人で登ったのはまだこれが2回目だったりするけど、いつも一緒に登って晴れを呼び込んでくれるまさき、ありがとね!
そんな感じで、今回の山旅もおしまい。冬の上州武尊山をPRしてみました(笑)
谷川岳もいいけど、上州武尊山も忘れないであげてください。そして興味を持ったらぜひ登って、剣ヶ峰の尖り具合を見てあげてください。カッコいいシルエットに惚れ惚れするはず!
上州武尊山、雪の剣ヶ峰より
おしまい
【日程】
2015年1月11日 晴れのち曇り
【コースタイム】
川場スキー場桜川エクスプレスリフト乗り場(8:00) — クリスタルエキスプレスリフト乗り場(8:30) — 川場スキー場登山口(9:00) — 剣ヶ峰(10:00) — 武尊山山頂(12:00) — 剣ヶ峰(13:20) — クリスタルエキスプレスリフト乗り場(13:40) — 川場スキー場インフォメーションセンター(15:00)